三重ヴェルデウィンの櫻庭と上田を選出 ソフト男子日本代表、W杯目指す

【トップ日本代表入りした三重ヴェルデウィンの(左から)櫻庭、上田両選手】

ソフトボールの男子ワールドカップ(W杯)出場を目指す今年の男子日本代表に、男子日本リーグ所属の三重ヴェルデウィンから、櫻庭佑輔内野手(27)=静岡県出身、四日市市スポーツ協会、上田郁也捕手(26)=愛媛県出身、津市立朝陽中教員=の2選手が選ばれた。米・オクラホマシティで9月開催のグループリーグ戦に臨み本戦進出を目指す。

体を張った捕球に加え、長打力も魅力の上田は11―14日、高知県で開催の代表選考合宿で全7試合の紅白試合で4本塁打を記録し、持ち味をアピールした。日体大時代を含め3度目の挑戦で初の代表入りに「いつも通りチームを勝たせるという気持ちで紅白戦に臨めたことが良かった。素直にうれしい」と相好を崩す。

櫻庭は三塁での堅実な守備、つなぎの打撃などが総合的に評価されて2年連続2度目の「トップ日本代表」入りを果たした。年齢的にも中堅の立ち位置となり「プレーでもチームにおいても若手とベテランの橋渡し役になりたい」。チームのムードを高める雰囲気作りにも気を配りたいと意気込む。

県勢で唯一男子日本リーグに所属し、昨年は県勢初の優勝も果たして三重のソフトボール界を引っ張る存在だけに「子どもたちの目標になるような選手でいたい」(櫻庭)という思いで一致。勤務先の中学でソフトボール部顧問を務める上田は「小学時代へたくそだった自分も代表になれた。あきらめずに続ける大切さも伝えたい」と話している。