タイ王国のアッカラポン・チャルームノン在大阪総領事(52)が21日、着任のあいさつで三重県庁を訪れ、タイと県が産業以外の分野でも連携することを確認した。
一見知事は、国際環境技術移転センター(四日市)とタイ工場局が脱炭素の実現に向けて連携する覚書を5月に締結したことに触れ、「環境分野でも関係を結んでいきたい」と述べた。
チャルームノン総領事は「協力や連携は、国の経済回復や成長に重要」と強調。「今後も研究や環境など、あらゆる分野で親密な連携を進めたい」と応じた。
県とタイは平成30年11月、産業連携の拠点「三重タイイノベーションセンター」(バンコク市)を共同で開設。県は技術協力や人材育成などで現地企業を支援してきた。