伊勢新聞

亀山市民が専門知識学ぶ 事業所店主ら「ゼミ」 お香や美容など29講座 三重

【匂い袋の作り方を指導する田中さん(中央)=亀山市栄町の田中佛壇店で】

【亀山】三重県の亀山商工会議所が主催する「第11回亀山まちゼミ」が、同会議所会員事業所計23事業所で始まっている。7月15日まで。

「得する街のゼミナール」と題した「亀山まちゼミ」は、店舗の店主やスタッフが講師となり、プロならではのちょっとしたコツや専門知識を伝えるゼミナール。実際に市内の店舗へ足を運び学ぶことで、新たな発見と地域の活性化を目的とした取り組み。

期間中、酒店では「おいしい納豆麹の作り方」、美容室では「顔面老化解消法」など29講座を用意している。

21日は、亀山市栄町の大正10年創業の田中佛壇店(田中克彦社長)で、市民ら5人が「匂い袋」作り講座に参加した。

同店の田中優希さん(32)が指導。白檀(びゃくだん)や桂皮(けいひ)、丁字(ちょうじ)など8種類の香料を調合し、自分流の常温用「匂い袋」を作った。また、お香と線香の違いや、約1400年前から香りを楽しんでいたというお香の歴史などを学んだ。

同市みずきが丘の外薗智子さん(65)は「初めて匂い袋を作り、楽しかった。バッグに入れ持ち歩きます」と話していた。

同店では25、28日、「お仏壇のお掃除の仕方と宗派別仏具の飾り方講座」を開く。

各講座の情報は、「亀山まちゼミHP」を参照。講座への参加は、各事業所に直接問い合わせる。