伊勢新聞

陶芸、1年間の成果披露 菰野町で楽陶会が作品展 三重

【作品を紹介する会員ら=菰野町千草の希望荘ギャラリー望で】

【三重郡】四日市市民大学熟年クラス19期修了生でつくる19期会の陶芸クラブ「楽陶会」(吉田勝士会長)は21日、三重県菰野町千草の希望荘ギャラリー望で「第10回作品展」を開いた。会員7人の花器や水指、器、壁掛けなど、1年間の成果百点余を展示している。30日まで。

粘土を樹木の幹に押しつけて樹皮の模様を付けたり、線刻模様を描いたりした花瓶、繊細な赤絵で表現したペルシャ風の水指、呉須で竜を描いた染め付け扁壺、透かしを施した茶香炉、セミをかたどった壁掛けなど、見応えのある作品が並んでいる。

吉川会長(82)は「作陶歴20年以上のベテランばかり。それぞれが楽しみながら、創意工夫を凝らした作品を多くの方に見ていただきたい」と話していた。