【四日市】三重県四日市、鈴鹿両市の風景写真愛好家10人でつくる「四季写遊会」(谷照義会長)は21日、四日市市安島の市文化会館で第12回「写真展」を開いた。県内外の風景を切り取った全紙作品44点を展示している。23日まで。
京都・南禅寺境内を通る水路橋の赤れんがに新緑のモミジが映える「緑陰」、津市・かざはやの里の色とりどりのアジサイ「散策を楽しむ」、静岡県・田貫湖から望む富士山と朝焼けの巻き雲を捉えた「吉兆彩雲」、いなべ市・三岐鉄道北勢線の夕景「残したい路線」などが並ぶ。
会員の平均年齢は80歳。全員が写真歴25年以上で、県・市展での入賞・入選経験者も多く、個展開催者もいる。谷会長(79)は「年とともに行動範囲はやや狭くなったが、意欲にあふれている。それぞれの会心作を楽しんでいただきたい」と話していた。