浅井氏「稼げるまちを」伊賀市長選向け抱負、本社来訪

【伊賀市長選への抱負を語る浅井氏=津市本町の伊勢新聞社で】

任期満了(11月20日)に伴う同月10日投開票の伊賀市長選に出馬を予定する元日本政策投資銀行職員の浅井健之氏(32)が20日、津市本町の伊勢新聞社本社で抱負を語った。

浅井氏は取材に「民間の活力を生かし、稼げるまちをつくる」と強調。「新しいイノベーション(技術革新)を起こせる高度な人材も育てたい」と述べ、教育施策に注力する考えも示した。

市の「18歳成人式」については「絶対に20歳に戻す」と強調。18歳成人式に出席した市民が改めて20歳で出席できる機会を設けるかどうかについても検討する考えを示した。

「幅広いところから支援をしてもらえるようにしたい」と述べ、政党などの公認や推薦は受けずに臨む考えを示した。後援会長には、中外医薬生産の田山林太郎社長が就く予定という。

浅井氏は旧上野市(伊賀市)出身。大阪大工学部を卒業後、ロンドン大院を修了した後に日本政策投資銀行に入行。地域活性化に関する調査や企業への融資などを担当していた。

市長選には浅井氏のほか、4選を目指す現職の岡本栄氏(72)▽建設業で新人の萩森正治氏(43)▽市議で新人の濱瀨達雄氏(46)―が、いずれも無所属での立候補を表明している。