【津】三重県警津署は19日、津市の60代男性がSNS(交流サイト)を通じて知り合った元日本銀行総裁を装った人物に、投資名目で現金1千万円をだまし取られたと発表した。詐欺事件として捜査している。
同署によると、男性は先月9日、SNSの広告を通じて「黒田はるひこ」を名乗る人物とLINE(ライン)で連絡を取り合うようになり、アシスタントから金への投資を勧められた。
男性は今月7日―10日、アシスタントらの指示に従い、3回にわたって現金計1千万円を指定された口座に振り込み、だまし取られた。金融機関が「不審な取引がある」と同署に通報し、被害が発覚した。