全日本サーフィン選手権で「優勝を」 津、中3の草深選手が抱負語る

【前葉市長(右)に全日本選手権の抱負を語った草深選手=津市役所で】

9月に宮崎市の木崎浜海岸で開催する「第58回全日本サーフィン選手権大会」の県代表、市立豊里中3年生の草深心虹選手(14)は14日、津市役所に前葉泰幸市長を表敬訪問し、大会への抱負を語った。

草深選手は祖父と父の親子3代にわたって続く「サーフィン一家」に生まれ育ち、11歳から競技を始めた。先月の三重支部予選で優勝し、4年連続の全日本選手権出場を決めた。SWガールズ(13―16歳の部)に出場する。

「4年連続全日本に行けるので、悔いのないように精いっぱい頑張りたい」と決意。大会の目標は「もちろん優勝」と力を込めた。

前葉市長は「思い出に残る大会となるよう、ベストを尽くしてください」と激励した。

練習は週2回、志摩市阿児町の国府白浜で波に乗る。母・梨加さん(47)によると、練習日や経験が少ない中、上達は早いという。「元々冷静な性格なので、実力の120%が出ることもある」と目を細めた。

4月に開催された「第32回ジュニアオープンサーフィン選手権大会」では準優勝を収め、世界戦出場まであと一歩だった。将来の目標は「世界で活躍できる選手」。五輪出場も狙っていきたいと話した。