SNS(交流サイト)で知り合った人物に投資目的で現金をだまし取られる「SNS型投資・ロマンス詐欺」が急増していることを受け、津署は14日、津市高野尾町の農産物直売所「高野尾花街道朝津味」で来店客に被害防止を呼びかけた。
県警によると、今年、先月末までに県内で確認されたSNS型投資・ロマンス詐欺の被害は125件。被害額は12億円を超え、昨年1年間の被害額を上回っている。
この日は署員と市や津財務事務所の職員ら約10人が、県警のマスコットキャラクター「ミーポくん」と市のPRキャラクター「シロモチくん」とともに啓発に当たった。
署員らは「SNSで勧誘する『もうけ話』は詐欺!」「恋愛感情等を利用した詐欺に注意!」などと書かれたチラシを配り、買い物客らに詐欺に注意するよう訴えた。
大野新哉生活安全課長は「投資詐欺の犯人はLINE(ライン)グループなどで、長期間にわたって投資を勧めてくる。非対面でお金の話が出たら詐欺だと疑ってほしい」と話した。