柿渋染め古布で洋服など 手作り仲間3人展 三重・鈴鹿

【手作り仲間という(左から)上原代表、小田さん、中川さん=鈴鹿市白子3丁目の伊勢型紙専門店おおすぎで】

【鈴鹿】三重県鈴鹿市白子3丁目の伊勢型紙専門店おおすぎで14日、手作り仲間の会「美遊布」(上原志ま代代表)の柿渋展が始まり、3人の作品約300点を展示した。16日まで。

3人は柿渋染め作家の上原代表(76)=同市南若松町=のほか、ちりめん細工作家の中川泰子さん(68)=桑名市里町=、和のリメーク作家小田孝さん(84)=津市戸木町=。普段はそれぞれが、個々で制作活動に取り組んでいる。

会場には、上原代表が柿渋で染めた古布を使って、小田さんが作ったエプロンや洋服、中川さんが作った雷の子どもの人形をはじめ、バッグや風鈴など細部まで丁寧に仕上げた力作の数々が並ぶ。作品はいずれも販売している。

上原代表は「古布も染めることで趣が変わる。作品を通じて伝わればうれしい」と話した。