伊勢新聞

園児に歯磨き指導 歯科衛生士目指す学生ら 三重・伊勢

【学生に教わりながら歯磨きをする園児ら=伊勢市岡本のめいりんこども園で】

【伊勢】子どもたちに歯磨きの大切さを知ってもらおうと、三重県伊勢市岡本のめいりんこども園で14日、歯科衛生士を目指す県立公衆衛生学院(津市)の学生らが、園児らに正しい歯磨きを指導した。

歯と口の健康週間に合わせ、同学院の歯科衛生学科3年生29人が園を訪問。4、5歳児60人に、歯ブラシの使い方などを手ほどきした。

学生たちは、手作りの劇を通して、虫歯になる原因や歯磨きについて優しい言葉で伝えた。

続いて歯磨き指導では、歯垢を染め出す赤い染色液で園児たちの磨き残しを確認。その後、園児らが歯ブラシを持ち、学生に教わりながら、歯を1本1本丁寧に磨いた。

歯磨きを終えた園児たちは「歯磨きは楽しい」「歯が白くなった」と笑顔。指導した本橋乃愛さん(20)は「歯磨きの大切さを伝えた。みんな元気に取り組んでくれてよかった」と話していた。