防災情報システムに理解求める 亀山市議会で危機管理監 三重

【亀山】三重県の亀山市議会6月定例会は13日、本会議を再開。櫻木善仁(新和会)、伊藤彦太郎(勇政)、鈴木達夫(結)、福沢美由紀(共産)、深水隆司(新和会)、櫻井清蔵(勇政)、服部孝規(共産)、岡本公秀(新和会)の8議員が議案質疑した。

櫻木議員は、本年度一般会計補正予算案にコミュニティ助成事業補助金480万円を増額した自治会支援事業について質問。

小林恵太市民文化部長は「下庄、栄町、辺法寺町の三自治会を採択し、1自治会に対し、100―250万円を上限として、辺法寺町では伝統芸能『かんこ踊り』のちょうちんやはんてんなどに、下庄、栄町では複合機などの備品購入に活用する」と答えた。

鈴木議員は同予算案に計上した防災情報伝達システム整備事業として1億5400万円を増額補正した議案について質問。

木田博人危機管理監は「能登半島地震の教訓を基に、災害時における『通信インフラの強さ』と『システムの必要性』を再認識した」と述べ、「防災情報伝達システムの主体をハード面重視から、ソフト面へと転換し、市独自の防災アプリを主体とした情報伝達の重層化に重点を置いた整備方針に見直した」と理解を求めた。