伊勢新聞

津松菱でお中元センター開設 能登被災支援コーナーも

【県産品などが並ぶお中元ギフトセンター=津市東丸之内の松菱6階で】

【津】三重県津市東丸之内の津松菱は12日、同店6階特設会場にお中元ギフトセンターをオープンした。能登半島地震の被災地復興支援コーナーを設けたほか、県産品150点など計約800点を展開する。7月15日まで。

元日の同地震以降、同店では募金箱の設置や物産展に合わせた被災県の特産品販売などで支援してきた。中元商戦を通じての支援は初めてで、同コーナーの収益の一部は支援活動に寄付される。

【石川県産品が並ぶ能登半島地震復興支援コーナー=津市東丸之内の松菱6階で】

復興支援の品は加賀野菜をだしで炊きあげた「夏おでん」や能登牛のステーキ肉など9社11品。被災地の百貨店を応援しようと、一部は金沢市の百貨店「エムザ」から仕入れている。

同店によると近年のギフト商戦は贈る相手に合わせて地元ならではの産品を選ぶ傾向がある一方、物価高から調味料など定番商品の人気も高いという。

川合正・営業本部長(63)は「百貨店としてできることを考え(震災復興支援コーナーを)設けた。贈り先に喜んでもらい、被災地支援につながれば」と期待した。

【石川県産品が並ぶ能登半島地震復興支援コーナー=津市東丸之内の松菱6階で】