三重交通コミュニティが安東小で出前授業 清掃の大切さ伝える

【スタッフの説明を受けながら布団敷きを体験する児童ら(三重交通コミュニティ提供)】

【津】三重交通グループでマンション・ビル管理・ホテル清掃などをする「三重交通コミュニティ」(津市丸之内、川村則之社長)は11日、津市納所町の市立安東小学校でホテル清掃についての出前授業を開き、6年生の児童ら25人が学んだ。

出前授業は、同社の主要業務である清掃の大切さや奥深さを子どもらに伝える目的で昨年から始めた。昨年はビルや商業施設などの清掃を担当する部署が授業をしたが、ホテル清掃を主体とする部署の授業は初めて。

藤原茂久専務がはじめに「多くの業界で注目されている5S活動(整理、整頓、清掃、清潔、しつけ)がある。WBCなどで日本人がごみ拾いをしていることが世界中で称賛されているが、それは小学校での掃除の体験が習慣になっている」とあいさつ。同社のインドネシア技能実習生らも紹介した。

授業では同社スタッフからベッドメイキングや室内・浴室清掃のコツについて説明を受けながら、児童らが実際に布団敷きや掃き掃除、トイレ清掃の実技を体験した。

授業を受けた児童は「布団敷き体験が楽しかった。今日学んだ清掃のやり方を生かしていきたい」と話した。