能楽の小鼓と大鼓に挑戦 桑名の津田学園中・高生、ワークショップ 三重

【小鼓を体験する生徒たち=桑名市野田の津田学園で】

【桑名】三重県桑名市野田の津田学園中学・高校で11日、能楽を体験するワークショップが開かれ、生徒たちが小鼓と大鼓に挑戦した。

中学1年―高校2年の生徒114人は12日、同市大山田の光精工コミュニティプラザで、文化庁が主催する公演で京都能楽囃子方(はやしかた)同明会による能楽はやしを鑑賞する。その事前ワークショップで、高校2年生を除く95人が参加した。

同明会理事の谷口正壽(まさとし)さん(55)らが指導にあたった。生徒たちはあいさつの仕方や掛け声のかけ方などを教わり、全員が小鼓、大鼓を順番に体験した。中学1年の安江悠さん(13)は小鼓を鳴らすことに苦労しながらも、良い音が響くと「こんな音が出るんだ!」と喜んでいた。

12日の公演で、代表の生徒18人が舞台に上がり、同明会の囃子方らと共演する予定という。