三重県交通安全協会と県警は8日、津市芸濃町椋本の市芸濃総合文化センターで「交通安全子ども自転車県大会」を開いた。6校から24人の小学生が出場し、安全運転の技能などを競った。
自転車の運転マナーや交通ルールを身につけてもらおうと、昭和42年から実施し、55回目。2月の筆記テストに臨んだ27チームのうち、上位の成績を収めた6チームが出場した。
この日、児童らは自転車に乗って右左折時の確認や合図、S字走行、ジグザグ走行などを実践。協会や県警の職員らが運転の正確さや熟練度を審査し、筆記テストの成績も含めて採点した。
団体の部では、四日市市立内部東小が優勝。津市立一志東小が2位、桑名市立在良小が3位に入賞した。内部東小は8月7日に都内で開かれる全国大会に県代表として出場する。
表彰式では、審判長を務めた県警交通企画課の山岡瑛司課長補佐が「皆が手本になる素晴らしい乗り方だった」と講評。協会の田中健一専務理事が内部東小の児童らに賞状を手渡した。
個人の部でも優勝した内部東小6年の相澤衣南さん(11)は「みんなで放課後に練習してきた成果を出せて、とてもうれしかった。全国大会でも入賞を目指して頑張る」と話していた。