伊勢新聞

SDGsテーマに出前授業 伊勢・二見浦小で河田フェザー

【SDGsや環境について黒田さんから話を聞く児童ら=伊勢市の二見浦小学校で】

【伊勢】三重県伊勢市の二見浦小学校で6日、環境やSDGs(持続可能な開発目標)をテーマにした出前授業が開かれた。羽毛素材メーカー「河田フェザー」(明和町)SDGs推進室室長の黒田健さん(63)が講師となり、児童らに講義した。

5年生の総合学習で、リサイクルをテーマに学ぶグループの11人が参加した。

黒田さんは、羽毛が限られた資源であることや、同社の羽毛再利用の取り組みを紹介し、環境保全や資源循環の大切さを伝えた。また、身近なSDGsの活動として、海岸清掃やマイバッグ持参、電気バスの導入など、市内での取り組みを挙げて説明し「いろんな視点で物事を捉えることが大切。SDGsについて考え、今すぐできることを実行しよう」と呼びかけた。

参加した女子児童(10)は「羽毛や環境について、いろいろ聞けてよかった。SDGsは少し難しいけど、ごみ拾いなどできることをしたいと思う」と話していた。

同社は昨年、市と環境教育に関する連携協定を結んでいる。