伊勢新聞

おかげ横丁で一足早い夏祭り 伊勢、屋台や茅の輪くぐり

【無病息災を願う「茅の輪くぐり」の体験=伊勢市宇治中之切町のおかげ横丁で】

【伊勢】三重県伊勢市の伊勢神宮内宮前のおかげ横丁で7日、一足早い夏祭り「夏まちまつり」が始まった。金魚すくいやヨーヨー釣りといった夏の風物屋台や、大道芸なども楽しめる。9日まで。

屋台では、江戸時代、暑気払いに飲まれたというビワの葉などを煎じた「枇杷葉湯(びわようとう)」や、スイカなどの旬のフルーツ、アユの塩焼きなども味わえる。

バナナのたたき売りの口上、紙芝居、ジャグリングといった大道芸、風鈴の絵付け体験もある。

横丁入り口には、茅萱で作った直径2メートルほどの「茅(ち)の輪」が設置され、無病息災を願う風習「茅の輪くぐり」が体験できる。浴衣のレンタルもあり、浴衣姿で横丁内の散策もできる。

広報担当者は「一足早く夏を楽しんでもらえたら」と話していた。