【津】三重県松阪市久保町の介護福祉士、田中三津子さん(69)の手作り人形の初個展が、津市一志町の松尾表具店ギャラリー「一期一會」で開かれている。洋服やエプロンをリメークして着せたオリジナルの人形44点を展示している。29日まで。日曜定休。
田中さんは20代から洋裁の技術を生かしてわが子の服やかばんなどを製作。人形作りは10年ほど前からで、顔、ボディー、服、小物まで独学で手作りしている。
今展は、以前から作品を発表したいと考えていた田中さんが同ギャラリーゆかりの作家の合同展を偶然見たことがきっかけで実現。座る形の初期の作品から、大好きなシンデレラをイメージしたもの、わが子の結婚式の再現や孫の園服をリメークした登園姿もある。
田中さんは「ミシンを触るのが好き。今後は思い出のある方のために一体ずつ作りたいと思っているので、多くの方に作品を見てもらえたら」と話した。