「荒茶」3品種味わう 亀山茶の普及向け教室

【荒茶を湯飲みに注ぐ一見代表(中央)=亀山市西丸町の城西地区コミュニティセンターで】

【亀山】三重県亀山市と市民団体「魔女のお茶会」(一見貞子代表)は7日、同市西丸町の城西地区コミュニティセンターで「第2回お茶教室」を開き、市民ら9人が参加した。教室は、令和6年度市民協働事業の一環で、亀山茶の普及を目的に、同市茶業組合が協力した。市内各地域に出向き、お茶の入れ方や亀山茶の歴史などに触れながら、市内の茶農家が栽培している「亀山茶」を多くの人に味わってもらい、お茶に親しんでもらうのが狙い。

この日は、日本茶インストラクターの一見代表と駒田やす代さんの2人が講師を務めた。参加者らは茶農家が今年摘み取った「やぶきた」と「さえみどり」、「おくみどり」の3品種の荒茶を試飲した。

荒茶は、製茶工場で仕上げる前の茶葉。同じ品種でも平地や山間部など茶農家の畑によって、香りや甘み、渋みなどが微妙に違う単一生産茶農家(シングルオリジン)のお茶。

今年4月、名古屋市から家族4人で亀山に移住した佐々木英夫さん(48)は「亀山茶に興味があり参加した。それぞれ甘みや深みのあるお茶が味わえた」と話していた。