「よろず支援拠点」が開所7年 くわなサテライト、商議所と協働で成果 三重

【桑名】桑名市、三重県産業支援センター、桑名商工会議所の連携協定に基づいて設置された「よろず支援拠点くわなサテライト」は9日、開所から7年となる。原材料やエネルギー価格などの高騰、コロナ融資返済などに大きな影響を受けている小規模事業者・中小企業のために、同商議所との協働で成果を上げている。

同サテライトは国が全国に設置する経営相談所で、同商議所内ロビーに設置され、市ビジネスサポートセンターも兼ねており、県で唯一、商議所とよろず支援拠点が一体となっている。開所から4月末までの83カ月間の相談案件数は1万3573件で、月平均164件に対応。従業員数20人以下の小規模事業者からの案件が9540件と7割を占め、「気軽な経営相談窓口」として積極的に活動している。

相談者からの評価も高く、昨年度の満足度調査では、「大変満足」・「満足」で100%だったほか、「大変満足」は68・6%と全国平均より11・6%も高い評価だった。