【四日市】鉄骨工事、溶接工事などを手がける「伸和工業所」(三重県四日市市楠町北五味塚)と三十三銀行(同市西新地)は4日、同市平尾町の四日市メリノール学院で同校への寄贈品の贈呈式を開き、同社の加藤直基代表と同行の伊藤秀哲塩浜支店長から同校の伊藤春樹理事長、高木義成校長へ、スポットライト一式が贈られた。スポットライトは先月下旬、同校の体育館兼講堂のステージ上にあるキリスト像を照らす位置に設置され、同社が発行した社会貢献型私募債「ともに、羽ばたく。」の同行受託手数料の一部が充てられた。
加藤代表は「支えていただいた地域の皆様に恩返ししたいと思っていたところ、支店長にこの私募債をご紹介いただいた。本校では息子がお世話になっており、お役立ていただければ。今後もより一層地域貢献できるようにしていく」と述べた。伊藤支店長は同社と同校への感謝を述べた上で「寄贈品を有意義に役立てていただければ」と語った。
伊藤理事長は「生徒を教えることで地域の発展に貢献していければと考えており、お力添えいただきながら志に向かって努力していく。キリスト像は古いが、ライトで奇麗に見える。クリスマスには奇麗な式典ができる」と感謝の弁を述べた。高木校長は「昨年60周年を迎えたが、老朽化している部分も多い。キリスト像のためのライトは無かったので、付けていただけてありがたい。体育の授業や行事で活用できる機会も多く、感謝している」と述べた。
同私募債は、持続可能かつ包摂性のある社会の実現に向け、同行が受け取る私募債発行手数料の一部(物品または金銭)を、SDGs(持続可能な開発目標)の目標達成に向けて取り組む組織・団体(学校や福祉施設、NPO法人など)に対して寄贈するもの。