男子15人制ラグビー優勝の朝明は、7人制の大会を含めて今年2冠中の四日市工に決勝で競り勝った。12―26で折り返した後半、7分から3連続トライを決めて逆転。後半23分、CTB山本のトライとFB角田のコンバージョンキックで計7点を加えて31―26とするとそのまま逃げ切った。
快足バックス陣を擁する四日市工に対して体力勝負に持ち込んだ。前半こそ相手に走られてリードを許したが、ナンバー8伊藤主将を中心に「体を当てながら外に早く展開する」(保地監督)作戦が奏功した。
試合終了まで残り30秒。自陣深く攻め込まれながら、粘り強い守備でボールを奪い返した伊藤主将は「30秒が長く感じた」。仲間がつないだボールを外に蹴り出し、試合を終わらせたSO内山は「時が止まった感じ」と勝利の余韻に浸った。