FC伊勢志摩の子どもらが田植え体験 松阪で、水田サッカーも 三重

【稲を植え付ける子どもら=松阪市丹生寺町で】

【松阪】三重県中南勢地域を拠点とする社会人サッカーチームFC伊勢志摩は1日、松阪市丹生寺町の水田で田植え体験を開き、同チームのU12(12歳以下)とU10(10歳以下)のスクールに通う子どもら約30人が参加した。

食への意識や農業への関心を高めてもらうのが目的で、3回目。チームのパートナー企業で農産・米販売を営む「やぶや」(同市丹生寺町、藪谷文則代表)とイートリー(同、山本巧代表)が協力した。

この日は好天に恵まれ、子どもたちは藪谷代表らから説明を受けながら広さ約2000平方メートルの水田に入り、稲の品種「にこまる」の苗を植えた。

【水田内でのサッカー大会】

その後、水田の空きスペースにサッカーゴールを設置し、水田の中でサッカー大会も実施。子どもらは泥に足を取られながらボールを追いかけ、会場では歓声が飛び交った。

山本代表は「自然の景観や農業について、子どもたちが身近に感じてくれるきっかけとなれば」と話し、体験に参加した田中翔さん(11)は「上手に植えられて楽しかった。育つのも楽しみ」と笑顔で感想を話した。