石薬師2年の後藤が初優勝 相撲の個人無差別級、県高校総体

【相撲個人無差別級で優勝した石薬師2年の後藤(左)】

相撲の個人無差別級で石薬師2年の後藤が初優勝した。予選リーグを勝ち抜いた6人による決勝リーグで、唯一無敗を維持。3月の全国高校選抜ベスト8入りの宇治山田商2年中西鋭を寄り切りで下した試合は、立ち会いで巧みにタイミングを外し、相手の動きを止めると、175センチ、139キロの身体をぶつけて、おっつけでじりじりと前進した。

進学先の石薬師に相撲部がないため、他校や出身道場の土俵を借りて行う練習は週3、4日程度。それ以外は筋力トレーニングの時間に充て、中学時代一回もできなかった腕立て伏せが15回できるまでになった。相撲を始めた小5当時からなかなか勝てなかった中西からの初白星で初優勝を飾り「(取り組み中は)脇をあけないことだけ考えた。勝ててめちゃめちゃうれしい」と表情をほころばせた。