桑名工、ハンド8強入り 精鋭加藤が勝利に貢献 三重県高校総体

【ハンドボール男子2回戦、シュートを狙う桑名工・加藤愛翔=四日市市日永東の四日市市総合体育館で】

199センチの長身で、高2ながら、6月に名古屋市で開かれる日本ハンドボール協会男子代表アンダー19(U―19)強化合宿メンバーに県内から唯一選ばれている加藤愛翔を擁する桑名工が四日市を29―22で下してベスト8へ。

多度中時代軟式野球部所属でハンドボールを始めたのは高校から。当初野球にはない接触プレーなどに戸惑ったが、地道な練習で少しずつプレータイムを増やしている。四日市戦はDFラインの前線で身体を張るポストをメインにチームの8強入りに貢献した。

「ハンドボールの動きを覚えてほしい」(長谷川監督)とレフトバックの守備位置でも経験を積む。まだ伸び続ける身長同様吸収力の著しい17歳は「(県総体は)昨年の4位を上回る成績を残したい。プレーだけでなく声出しでも勝利に貢献する」と誓った。