着物を洋服にリメーク 桑名の教室が初作品展 三重

【作品を見ながら話す講師の春田さん(左)と生徒ら=桑名市大仲新田の川スミメガネ本店で】

【桑名】三重県桑名市立花町の春田恵美子さん(73)が指導する着物リメーク教室の初めての作品展が31日、同市大仲新田の川スミメガネ本店ギャラリーで始まった。洋服や帽子、ミニチュアサイズに仕立て直したミニ着物など、生徒23人と春田さんが手がけたリメーク作品約30点が並ぶ。6月6日まで。

絵羽織を個性的なパンツに仕立てたり、着物の柄を生かしたツーピースも並ぶ。黒のワンピースは、喪服の着物を再利用した。春田さんは「思っていた以上の出来」と太鼓判を押す。

教室は桑名市の寺町通り商店街にある「くわなまちの駅」で、週2―3回開いている。昨年秋から教室に通い始めた水越きさ子さん(79)=同市額田=は、仲間の作品を見て刺激を受けた様子。「先生(春田さん)が、分りやすく指導してくれる。次は絽の着物を使って、コートを作ってみたい」と笑顔で話した。