【鳥羽】イオンリテール(千葉市)とマックスバリュ東海(浜松市)は29日、両社が発行するご当地電子マネー「伊勢志摩WAON」の令和5年度利用金額の0・1%にあたる560万4149円を公益社団法人「伊勢志摩観光コンベンション機構」(伊勢市二見町)に寄付した。
同機構とイオンは平成23年12月、伊勢志摩地域の産業・観光の振興、地域の発展を目的に提携。その一環として伊勢志摩の「杜の文化」と「海の文化」の情報発信を応援しようと、両社が伊勢志摩WAONを発行した。利用金額の0・1%を毎年寄付し、今回で13回目となる。
鳥羽市役所で贈呈式があり、マックスバリュ東海の作道政昭社長とイオンリテール東海カンパニーの平林裕三重事業部長が、同機構会長の中村欣一郎鳥羽市長に目録を手渡した。
作道社長は「伊勢志摩WAONを使って地域社会に貢献することができてうれしく思う。今後も地域を盛り上げていきたい」と話した。
中村会長は「過去最高額の寄付をいただき、今まで以上にしっかり情報を届けられるように頑張っていきたい」と述べ、両社に感謝状を贈った。
同機構によると、寄付金はホームページやSNS(交流サイト)での情報発信、パンフレット作製などに活用する予定。