「木づかい宣言」新たに5事業者、県産材の利用促進

【野呂副知事(右端)から登録書を受け取った事業者の代表ら=県庁で】

三重県は30日、県産材の利用促進に貢献する「木づかい宣言」の登録事業者として新たに5事業者を登録した。登録は45者となった。

宣言は森林経営の推進などを目的として、平成30年に制度化。登録期間は3年で更新可能。県はホームページで事業者の活動を紹介したり、事業者が作った木製品を展示したりしている。

新登録は、トヨタ車体いなべ工場(いなべ市)▽ホテル津センターパレス(津市)▽ホテルザ・グランコート津西(同市)▽辻製油(松阪市)▽トーエー(四日市市)。

5事業者は県産材の利用拡大に向けた計画書を県に提出。トヨタ車体は託児所の床材など、ホテルザ・グランコート津西はレストランのコースターなど、辻製油は消臭スプレーなどに県産材を使用している。

県庁で宣言の登録書授与式があり、各事業者の代表らが出席。「お客さまに県産材の良さを体験してもらいたい」「木材を使った快適な空間を提供したい」と宣言した。

野呂幸利副知事は県産ヒノキを使った登録書を代表らに手渡し、「県産材は長持ちする。どんどん新しいことに挑戦してほしい」と語った。