金婚記念に夫婦写真展 津の佐藤さん、四季の風景撮る

【写真展を開いた佐藤信行さん(左)晴美さん夫妻=津市久居東鷹跡町の久居アルスプラザで】

【津】共に写真愛好家の佐藤信行さん(75)晴美さん(73)夫妻=三重県津市久居新町=の金婚記念の夫婦写真展が29日、同市久居東鷹跡町の久居アルスプラザギャラリーで始まった。各地に出向いて撮影した四季の風景写真46点を展示している。6月1日まで。

信行さんは写真歴15年で、撮影に同行していた晴美さんが「私も」と始めて10年になる。今年3月に結婚50年を迎え、初の2人展が実現した。

青空と道祖神、朝の白樺林、日の出と共に朱に染まる雲海、気嵐の中のハクチョウなど春夏秋冬の風景が並ぶ。伊勢和紙にプリントした大判の作品と、公募展や月刊誌で入賞した作品もあり、初日は2人の友人知人が次々に訪れた。

信行さんは晴美さんの作品を「はっとするような感覚がある」と評し「2人で撮影に行くのは助け合えて心強い」と話す。晴美さんは信行さんの作品を「柔らかい雰囲気で、こう撮れたらいいなと思うが同じにはならない」とし「夫は一緒に進んでくれる人。新しい場所に撮影に行けるのは楽しみ」と喜びを語った。