英語で日本の文化紹介 伊勢・修道小児童、モルディブ児童とオンライン交流

【画面越しにモルディブの子どもたちと交流する児童ら=伊勢市の修道小学校で】

【伊勢】国際理解を深めようと、三重県伊勢市の修道小学校の児童らが28日、インド洋の島国モルディブの子どもたちとオンラインで交流した。

国際協力機構(JICA)の青年海外協力隊員としてモルディブで活動する鈴鹿市出身の清水綾香さんの提案で開かれた交流会。修道小5年生の51人と、モルディブのマーウングードゥスクールの4、5年生約30人が参加した。

始めに互いの国の言葉であいさつした後、互いの国をクイズ形式で紹介。修道小の児童らは、日本のアニメや伊勢の名物などについて、手書きのイラストを示しながら英語で出題した。質問コーナーで、モルディブの子どもたちから英語で「日本の伝統的な服は何ですか」「食べ物は何ですか」などと尋ねられると、修道小の児童らは積極的に答えていた。歌を披露し合う場面もあり、最後は「楽しかった。See you」と元気に手を振り合った。

参加した吉田新君(10)は「日本と違うことがいろいろあってびっくりした。モルディブの海はとてもきれいだった。いつか行ってみたいな」と話していた。

濱口憲子校長は「国際理解への出発点。他国の文化を知り、互いのことを思い合える心を育みたい」と話した。