鈴鹿市が6億円補正案 戸籍システムなど改修

【6億2427万8000円を追加する令和6年度一般会計補正予算案について説明する末松市長=鈴鹿市役所で】

【鈴鹿】鈴鹿市の末松則子市長は29日、臨時記者会見を開き、6億2427万8千円増額する本年度一般会計補正予算案を発表した。6月5日の市議会6月定例議会に上程する。

国の法律に基づき情報システムの標準化に対応する改修経費として、2億1068万7千円を計上。対象となるのは戸籍システムなど11システムで、移行期間は令和7年度末。

今年の秋以降に実施する新型コロナウイルスワクチンの定期接種費には、3億4969万5千円を計上した。

定期接種は65歳以上と基礎疾患を持つ60―64歳が対象で、昨年度の実績をもとに2万6492人を想定する。1人当たりの接種費用は1万5300円で、自己負担分は2100円。

そのほか、市独自事業で、全国の高専生を対象にデジタル技術を用いた市の課題解決に向けた手法を提案する「ハッカソン」の開催に210万円▽聴覚障害者用の人工内耳用充電池や人工内耳用充電器、視覚障害者用の暗所視支援眼鏡などの給付に95万8千円―などを計上する。

主な財源は国庫支出金や諸収入を充てる。