災害時に蓄電池など供給 玉城町、NeoNと協定 三重

【協定を締結した辻村町長(右)と五味社長=玉城町役場で】

【度会郡】三重県の玉城町はこのほど、防災用品などを製造・販売する「NeoN(ネオン)」(山梨県)と、災害時に同社が保有するLEDライトやポータブル蓄電池、ソーラーパネルなどの物資を町に供給する協定を締結した。県内の自治体と同様の協定を結ぶのは2例目。

町が昨年、避難所の防災資機材として同社の商品を購入したことがきっかけとなり、避難所環境の向上を目的とした協定を締結。災害時、町からの要請によって同社が供給した物資は、停電が続いた場合の避難所などで活用する。

町役場で調印式があり、辻村修一町長は「被災地では電気や照明の設備が整うことが重要。このような協定を結び、うれしく思う」と述べた。

協定締結を記念し、同社は町にポータブル蓄電池1台を寄贈。五味さつき社長は「これからも玉城町の地域社会に貢献していきたい」と話した。