新作など水彩画二人展 津・美里町の竹西さんと稲垣さん 三重

【作品を鑑賞する竹西さん(右)と稲垣さん=津市美里町北長野の美里ふるさと資料館で】

【津】三重県津市美里町の絵画愛好家、竹西義弘さん(80)=家所=と稲垣英仁さん(77)=穴倉=の水彩画二人展が、同町北長野の美里ふるさと資料館展示室で開かれている。竹西さんは新作14点、稲垣さんは未発表作12点を展示した。6月1日に一部を入れ替え30日まで。月曜休館。

竹西さんと稲垣さんはかつて町内の公民館で共に学んだ仲で、現在は年1回同所で二人展を開いている。

竹西さんは美杉森林セラピーの風景のほか、絵の具の色そのままでなく、赤青黄の3色から色を作って初めて描いたという「白馬村大出の吊橋」などを、稲垣さんは輪郭線を描かない表現「渚の幻影」や木炭を使った迫力ある「火渡り」などを出品した。

2人は年1回この場所で会うのを楽しみにしているといい、竹西さんは「一年に一度の発表が励みになっている」、稲垣さんは「古い絵も改めて見ていいと思うものがある」とそれぞれ話した。