伊勢新聞

雲出井用水にホタルの光 津・久居誠之地区、今年は広範囲に飛来 三重

【幻想的な光を放つホタル=津市内で】

【津】三重県津市久居誠之地区の雲出井用水で今年もホタルが飛び始めた。地元で「どんど川」と呼ばれる水路で、誠之地区社会福祉協議会(柴田房子会長)が毎年幼虫を放流している。

同地区社協は地元の環境を考えるきっかけにしようと雲出井土地改良区と協力し平成18年から誠之小児童と共に幼虫を放流しており、昨年は10月に約200匹を放った。

今年は昨年より数日早い21日に同地区社協が飛来を確認。25、26日の週末は午後7時半過ぎから点滅が始まり、高通児童公園の南側から東方向約300メートルにわたって数百匹が舞った。

柴田会長(82)は「今年はこれまでより広い範囲で飛んでいる。暗い場所なので訪れる際はくれぐれも気をつけてほしい」と呼びかけた。