地域一体で清掃、ごみ1トン 三菱ケミカル従業員ら700人 四日市

【街路樹根元の除草作業をする参加者ら=四日市市七つ屋町で】

【四日市】三重県四日市市東邦町の三菱ケミカル三重事業所(梅澤幸樹事業所長)は25日、「地域清掃奉仕活動(ごみゼロ運動)」を実施した。三菱ケミカルとグループ22社、四日市合成の従業員有志と家族ら約700人が参加し、塩浜、河原田、日永、浜田地区の7ブロックに分かれて清掃作業に汗を流した。

地域美化と健康増進のため、平成3年から毎年5月30日の「ごみゼロの日」前後に実施し、今回で33回目となる。13年前からは隣接する高旭、七つ屋町など7つの自治会も参加し、企業と地域が一丸となって清掃活動に取り組んでいる。

参加者らは、グループごとに可燃、不燃、資源ごみの袋と炭ばさみなどを手に、側溝や草むらの空き缶、ペットボトル、落ち葉などを拾い、通学路や公園、街路樹根元の除草作業などで約1トンを収集した。梅澤事業所長(61)は「快適な街づくりのために地域と企業が一体となっての美化運動を通して、地域との共存共栄を図り信頼関係をより深めていきたい」と語った。