収蔵品の魅力に触れる 県立美術館で小学生 パズルやカードで

【収蔵作品のパズルをする参加者ら=津市大谷町の県立美術館で】

【津】小学生が三重県立美術館のコレクションを楽しむ「JAMMキッズクラブ」が25日、津市大谷町の同館であった。小1―小4の男女児10人が収蔵作品のパズルやカードを使って常設展示の魅力に触れた。

県内の美術教員やOBで作るJoyful Art Museum Mie(JAMM)研究会(会員11人)が昨秋から開いており午前、午後の2回実施した。

参加者は会員が手作りしたムリーリョの「アレクサンドリアの聖カタリナ」のパズルに挑戦。その後収蔵作品のカードの一部分から実物を探し当てるゲームを楽しんだ。常設展示の3室で好きな作品を見つけ、理由を発表し合う時間もあった。

津市立養正小1年の辻岡茉陽さん(6つ)は「3番目の部屋が気に入った。また来たい」、四日市市立内部東小4年の松本一真さん(9つ)は「作品をよく見ていたらどんどん楽しくなった」と話した。

次回は6月22日午前10時半からと午後2時から実施予定。同会の村主泰之さん(78)は「教員のノウハウを生かし美術の面白さや収蔵品の魅力を伝えたい」と話した。