伊勢新聞

鈴鹿ハンターを暑熱避難所に 市が指定、協定締結

【協定書を手にする(左から)末松市長と荒木社長=鈴鹿市算所2丁目の鈴鹿ハンターで】

【鈴鹿】三重県の鈴鹿市は26日、国の熱中症特別警戒情報発表時に暑さをしのぐための暑熱避難施設として、同市算所2丁目のショッピングセンター、鈴鹿ハンター(荒木輝彦社長)を指定した。市内民間施設では、イオンモール鈴鹿に次いで2カ所目。

熱中症特別警戒情報は、4月の気候変動適応法改正に伴い運用を開始。気温や湿度、輻射熱から算出する暑さ指数に基づき発表される。

現在の市内指定施設はほかに、市役所などの公共施設が25カ所ある。暑熱避難施設は同情報発表時、熱中症による健康被害を防止するための緊急避難場所として活用する。

同日、同所で協定締結式があり、末松則子市長は「指定に協力していただけることは非常にありがたく、心強い」、荒木社長は「地域に根ざしたショッピングセンターを目指す。市民の安心、安全、健康に寄与できる施設をつくっていく」とそれぞれあいさつし、協定書に署名した。

協定締結により、鈴鹿ハンターの営業時間内に、避難者が店内の休憩スペースなどでくつろぐことができる。受け入れ可能見込み人数は100人。