松阪物産展にぎわう 東京、特産品求め多くの人

【多くの来場者で賑わう物産展=東京都千代田区丸の内の明治安田生命本社ビルで】

三重県松阪市の魅力を首都圏の人に伝えようと、同市と市観光協会は22日、東京都千代田区丸の内の明治安田生命本社ビルで物産展を開いた。明治安田生命と公益財団法人静嘉堂が協力。同ビルには同社社員ら約2千人が勤務しているといい、多くの人が訪れ、次々と商品を買い求めていた。

同ビルに隣接する明治生命館内にある静嘉堂文庫美術館で現在、松阪市出身で幕末にかけて活躍した探検家松浦武四郎蒐集の古物などを展示する特別展が開かれていることから、明治安田生命が呼びかけ実施につながった。

会場には、松阪牛の加工品や松阪鶏焼き肉のたれ、松阪茶、松阪茶を使ったパウンドケーキ、松阪もめんの名刺ケースなどの特産品がずらりと並び、多くの人が買い求めていた。また、同社食堂では「松阪鶏焼き肉」の提供もあった。

県内から市や市観光協会職員に加え、明治安田生命の西岡宏倫津支社長も駆けつけ、来場者に松阪市の魅力を伝えていた。

西岡支社長は「物産展をきっかけに多くの人が松阪市に足を運んでくれるとうれしい。今後もあらゆる形で地域社会の健康増進、活性化に取り組んでいきたい」と話した。市観光協会の岡本孝雄専務理事は「都心で市をPRできる機会をもらいありがたい」と感謝し、「市には松阪牛や松阪鶏焼き肉、松阪豚といった肉のほか、中華そばやカレーうどん、松阪茶などおいしい食がたくさんある。また風光明媚(めいび)で歴史のある見どころがたくさんあるまち。松阪にきてもらえるとうれしい」と市をPRしていた。