彫金作家3人がアクセサリー300点 四日市のギャラリーで作品展

【作品を紹介する森さん(左)と川上さん=四日市市新町のアートギャラリー「黒い森」で】

【四日市】三重県四日市市の森千明さん(74)と岐阜県在住の川上代里子さん(80)、山本幸子さん(74)3人の彫金作家による第2回「彫金アクセサリー3人展」が21日、四日市市新町のアートギャラリー「黒い森」で始まった。26日まで。会期中無休。

ミツバチの巣のろうと松やにを練って造形する日本伝統の蜜蝋(みつろう)鋳造や鍛金技法で制作した銀のアクセサリー、オブジェなど、合わせて約300点を展示、販売している。

蜜蝋鋳造で表現した女性の姿に天然石のインカローズをあしらったネックレス「恋する乙女」、鍛金技法でシルバーをデザインしたネックレスやトビウオのオブジェ、純銀粘土を焼成した指輪、イヤリングなどが並ぶ。

彫金歴約50年の森さんは、国内外で作品を発表している。彫金歴40年余という川上さんと山本さんは教室で指導する傍ら、東京を中心に作品発表をしている。森さんは「三人三様のコンテンポラリージュエリー。それぞれが個性を出し切った作品を見ていただきたい」と話していた。