【鈴鹿】三重県の鈴鹿市は21日、同市役所で、市内企業の人事担当者と県内高校の進路指導担当者による採用、就職に関する情報交換会を開き、個別面談形式で意見交換した。
次世代を担う優秀な人材を市内企業に確保し、地域経済の発展につなげるのが狙い。令和元年度から始まり、対面開催は4回目。
この日は製造業を中心とした36社と通信制や定時制を含めた30校が参加した。
冒頭でハローワーク鈴鹿の堀保署長が、令和5年度の管内高校の就職内定率について、99・6%と説明。「コロナ以前の状況に戻りつつある」と話した。
面談は1回15分程度で実施。各校が事前に希望した5社と当日決めた2社の計7社のブースを回り、企業が求める人材と、高校が求める就職希望条件のマッチングを図り、相互理解を深めた。
担当の産業政策課野島慎人課長は「市内企業の良さを伝え、学生に選んでもらうきっかけにつながれば」と話した。