伊勢新聞

「斎王と源氏物語」紹介 明和町の歴史博物館、25日にフォーラム 三重

【多気郡】斎宮歴史博物館は25日午後1時半から、三重県明和町斎宮の「さいくう平安の杜」西脇殿で講演会「史料で読み解く伊勢斎王と『源氏物語』賢木~野宮と別れの御櫛の描写から~」を開く。講師は同館学芸普及課の松田茜さん。定員は先着60人。参加費無料。

源氏物語に登場する、斎王が潔斎で滞在した仮の宮「野宮」や、伊勢へ旅立つ斎王に天皇が櫛(くし)を授ける「別れの御櫛」の記述を、平安時代の貴族の日記や儀式書の記述と照らし合わせながら紹介する。

年4回開く「さいくう西脇殿歴史フォーラム」の本年度第1回に当たる。問い合わせは同館学芸普及課の同フォーラム係=電話0596(52)3800=へ。