【鈴鹿】三重県鈴鹿市西庄内町の「鈴鹿ほたるの里」でこのほど、自生するゲンジボタルが飛び始め、見頃を迎えた。一番の見頃は6月10日ごろまでを見込む。
ほたるの里は敷地約2万平方メートルで、八島川の川沿い約200メートルと周辺の水路に観賞道を設置する。
ホタルは17日ごろから飛び始め、週末にはかなり至近距離から鑑賞できたという。
水路に生息し、ホタルの幼虫の餌となる淡水性の細長い巻き貝カワニナと、カワニナが食べる多年草のクレソンも年々増加していることから、ホタルの数も昨年より多いと見られている。
20年以上にわたって鑑賞路や駐車場の環境整備などを担う地元自治会や有志のほたるを守る会(山田広大会長)は、6月末までを観賞期間として、大人1人100円の協力金を募り、環境整備費に充てる。
山田会長(69)=同市西庄内町=は「ここ数年は、以前より1週間ほど飛び始めるのが早くなった。週末は混み合うので、なるべく平日に来てもらうとゆっくり見てもらえる」と話した。
ホームページでホタルの出現状況を公表していく。