伊勢新聞

高校生ら講義や実習を体験 四日市看護医療大でオープンキャンパス 三重

【人形を使って採血を体験する高校生=四日市市萱生町の四日市看護医療大学で】

【四日市】三重県四日市市萱生町の四日市看護医療大学は19日、本年度1回目のオープンキャンパスを開いた。参加した高校生らは、入試の説明を聞いたり模擬講義を受けたり、学科別で実習を体験し、大学生活の一端に触れた。

県内外の高校生とその保護者101人が参加した。看護学科を希望する参加者は、人形を使い聴診器で肺や腸の音を聞いたり、車いすの乗車を体験したり。臨床検査学科では、大腸菌や黄色ブドウ球菌などの菌を顕微鏡で観察したり、人形を使った採血や血液検査を体験したりもしていた。

大学生に直接話が聞ける相談コーナーもあり、「授業はどんな感じですか」「提出物は多いのですか」などといった参加者の質問に、学生たちは丁寧に答えていた。

昼は、学食が無料で提供された。愛知県愛西市から参加した高校3年の女子生徒(17)は「食事をしていたら大学生が気さくに声をかけてくれ、緊張がほぐれた。話しやすい空気感があるのは、この大学の魅力の一つだと思った」と話した。

オープンキャンパスは、6月9日、7月20日、8月10日とあり全4回。事前予約が必要で、次回の参加申し込みを23日から受け付ける。希望者は6月6日までに、専用フォームから申し込む。問い合わせは同大学入試広報室=電話059(340)0707=へ。