知識身につけ地域貢献 JA鈴鹿「すずか女性大学」開校式 三重

【開校式であいさつする谷口組合長=鈴鹿市地子町のJA鈴鹿本店で】

【鈴鹿】三重県鈴鹿市地子町のJA鈴鹿本店で17日、今年度のすずか女性大学が始まり、開校式と初回講座の家庭菜園教室を開催した。

鈴鹿、亀山両市の20―50代の32人が、管内産の食材を使った味噌(みそ)づくりやうどん打ち体験など、計10回の講座を受講する。

開校式には25人が出席。主催者を代表し、JA鈴鹿の谷口俊二組合長が「この大学で生活に役立つ知識を身につけ、地域活性化の一翼を担っていただきたい」とあいさつした。

家庭菜園教室には24人が参加し、営農指導課の細野竜生さん(29)が講師となり、プランターを使ったピーマンの栽培法について指導した。

細野さんはピーマンについて「管理次第で秋まで収穫できる夏野菜の定番」と説明。飛来害虫対策として、反射材に虫除け効果があることなどを話した。

参加者らは熱心に話を聞きながら、こどもピーマン「ピー太郎」の苗木一本と支柱をそれぞれのプランターに植えた。

同大学は、自分磨きと仲間づくりを通じて女性活躍につなげるとともに、農協の取り組みへの理解を深めるのが狙い。今年で12年目。