亀山老ク連が創立60周年 記念式典開催、マジックショーなどで祝う 三重

【マジックを披露するDiamond Takuさん=亀山市若山町の市社会福祉センターで】

【亀山】亀山市老人クラブ連合会(渡邉勝也会長)は16日、三重県亀山市若山町の市社会福祉センターで、創立60周年を祝う記念式典を開催した。

市内23地区クラブから約80人が参加。生活介護事業所「つくしの家」に通所する障害者を含む関係者ら計40人を招待した。

式典では、これまで同連合会に協力した市内2事業所に感謝状を、同連合会設立と同時期に活動を開始した5地区9クラブには表彰状を、渡邉会長(80)が手渡した。

来賓の山本伸治・亀山市副市長は、櫻井義之市長のメッセージを代読し「人生100年時代に備え、充実した高齢期を迎えられるよう、生涯にわたり活躍し続けられる体制の構築を目指し、地域包括ケアシステムを推進している。今後とも、誰もが安心して心豊かに過ごせるよう、高齢者福祉の向上に努める」とした。

式典後のイベントでは、同市川崎町出身で、大学卒業後プロのマジシャンとして活躍している、Diamond Takuさん(24)=名古屋市在住=によるマジックショーと、鈴鹿市の「うきうき歌謡団」による、歌って踊る健康体操があった。

祖父、祖母が見守る中、ふるさと「亀山」で初めてマジックを披露したTakuさんは「温かく迎えていただき、一つ一つのマジックに皆さん喜んでもらえて、自分も楽しめた」と話していた。

渡邉会長は「設立当初は会員も約5千人が加入していたと聞いている。現在は高齢化が進み、会員は1173人で、今後も減少傾向にある」とし、「活動も、地域福祉に目を向け、市まちづくり協議会と歩調を合わせながら、年1回の福祉フェスティバルと、年2回のグラウンドゴルフは続けたい」と話していた。