伊勢新聞

書、犬筥、人形や生け花 四日市で手作り作家五人展 三重

【5人の作品が並ぶ会場=四日市市安島の市文化会館で】

【四日市】三重県四日市市の手作り作家植田春代代表(75)ら5人による「第2回・五人展」が17日、同市安島の市文化会館第4展示室で始まった。書道、犬筥(いぬばこ)、創作人形、生け花作品など100点余を展示している。19日まで。

伊藤ふみ子さん(85)と大宝美子さん(77)は、行書体で表現したパネル「愛」や中国の漢詩七言絶句を行草体でしたためた掛け軸などを並べた。

伊藤和子さん(75)は、安産を願う縁起物の犬筥や貝合わせなどを、長峰初江さん(79)は、流木アートの花器にアジサイを生けた作品などを出展している。

植田代表は、ちりめん古布の着物姿のからくり人形「ごあいさつ人形」や関節が自由に動く球体人形などを出展。「それぞれが楽しみながら創作に励んだ成果を、多くの方々に見ていただけたらうれしい」と話していた。