全選挙区で擁立目指す 維新三重県代表、次期衆院選で

【記者会見する浦野代表=県庁で】

日本維新の会県総支部代表の浦野靖人衆院議員=大阪15区=は17日、県庁で記者会見し、次期衆院選の候補者が決まっていない三重1区と三重4区について、引き続き公募する考えを示した。

浦野氏は会見で、両選挙区について「候補者を擁立したいが、現時点では手が上がっていない」と説明。「志のある方に手を上げてもらいたい。最後まで諦めずに公募を続ける」と述べた。

県内の浸透度については「関西に近い地域では活動を知ってもらえている」としつつ、他の地域には知名度に欠けると指摘。「こつこつ活動を続けていくしかないと思っている」と語った。

自民党派閥の裏金問題には「厳しく追及してきた。野党第一党(立憲民主党)と遜色ないと自負している」としつつ「野党第一党に比べて(追及が)認知度不足なのは否めない」と語った。

この日の会見には、衆院三重2、3区の立候補予定者が同席。「国の歳出を改革する」「まずは減税」「民主、自民に代わる第3の選択肢として活動したい」などと、政策や抱負を語った。

維新は昨春、衆院三重2、3区でそれぞれ立候補予定者を発表した。これまでも県議選や国政選挙に候補者を擁立してきたが、いずれも落選している。県内の党員は約480人とされる。