一進一退の攻防の末、31―33で神戸に惜敗した4日のレギュラーシーズン最終戦で、三重の大卒ルーキー北條拓郎が躍動。SHで先発出場し、スーパーラグビーを経験した28歳のSOミッチェル・ハントとコンビを組んで試合を作る一方で、7点を追う前半8分、リーグ初トライを挙げて、追い上げムードを演出。24―28で迎えた後半28分には逆転トライを決めてチームを鼓舞した。
昨年度全国大学選手権4強の天理大では主将も務めた。大学卒業前の今年3月、横浜戦に途中出場すると、リーグ後半戦はスタメン起用が続き「まだまだだと思いますけど、試合を重ねてどんどん良くなってきている」。入れ替え戦でも活躍が期待される22歳は「勝ちに向け、良い準備を」と意気込んでいた。