【伊勢】書と篆刻(てんこく)の愛好家4人による作品展が、三重県伊勢市吹上の伊勢シティホテルアートサロン伊勢で開かれている。26日まで。
4人は、市内在住の竹屋かおるさん(75)、玉置修一さん(75)、松本隆文さん(76)、森本克正さん(81)。この1年に手がけた作品を中心に計33点を展示した。
書は、今年の干支(えと)「辰(たつ)」にちなみ「竜」を8種類の古代文字で表した掛け軸や、歌劇「ナブッコ」の一節をしたためた作品、隷書や篆書、古代文字と平仮名を組み合わせたオリジナル書体で表した作品など個性豊か。篆刻は、「おげんきですか」「天ぷらにビール」など、自由な発想で刻印したユニークな作品が並ぶ。
4人は、同市の書家高潤生さんが指導する書道篆刻サークルの仲間で、四人展の開催は5回目。森本さんは「それぞれが違った書体で表現し、バラエティに富んだ作品展。楽しんで見てもらえるよう工夫した。『おもしろいな』と思ってもらえたら」と話していた。